最近冷凍庫にアイスが豊富でハッピー、こんにちは藤咲です。
アイスに季節など関係ない。年中好き。
さてさて、お待たせしました。
3月に母とした岡山県旅行の2日目を記録していきたいと思います!
1日目も「そうそう、そうやったな~!」て楽しく読んだわ
沙久も記憶力とのギリギリの戦いだったにゃ
▼旅行記1日目はコチラから!
2日目の“楽しい”を1枚の絵に
2泊3日岡山旅行with母!
2日目は一日かけて倉敷市の美観地区と呼ばれるエリアを堪能しました。
何を隠そう、行き先は岡山にしようという決め手になった場所なのです。
川沿いに並ぶ、レトロで美しい町並み。
食べ歩きに最適な現地ならではのグルメ。
そして──たくさんの雑貨屋さん!!
たまりませんよね……!!
公式サイト『岡山観光WEB』より引用
白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木など、趣ある景観が楽しめる倉敷美観地区。伝統的な建物が作り出す町並みや、倉敷川沿いのレトロモダンな風景が、世界中の人を魅了し続けています。(中略)
「大原美術館」「アイビースクエア」などの文化施設も多く集まり、1日散策しても飽きないエリアです。
倉敷駅から歩いて約15分。
初めてだと間違ってないかちょっとドキドキする距離感ですが、道自体はほぼ直線でとても簡単です。
検索すると、平均滞在時間は3~4時間と書かれていましたが……とんでもない。
雑貨屋(と本屋)に入るとなかなか出てこない藤咲親子からすれば、二日くらいかけてもいいほど楽しめる町だったのです……!
というわけで、巡ったのは以下の通り。
- 大原美術館(美観地区内)
- 美観地区の各店舗
店名については可能な限り調べて記載しますね。ぜひ、今後行かれる方の参考にしてもらえれば幸いです!
それでは美味しく楽しい2日目スタートです。
大原美術館
▲大原美術館のロゴを見ながら描いて、推し作品名を周囲に並べました
まず二人で向かったのは、美観地区内にある大原美術館です。
恥ずかしながら私は元々知らなかった場所。
(母は知ってたそうです、さすが)
せっかく美術館があるなら行こう、それくらいのつもりでいたら……とても素敵な空間でした……!
貴重な美術品が多く、建物そのものも美しい
1930年された日本で最初の西洋美術を中心とした私立美術館である大原美術館は、まるでギリシャ神殿のような風格の外観です。
もうそこだけで絵になる(確信)
吹き抜けの階段すら芸術品みたい。決してデザインが派手でないところも好き。
ちなみに、2階の窓からは綺麗に屋根の並ぶ美観地区が見渡せるんですよ!
この辺りは高い建物が少ないから、結構レアなスポットかもしれません。
「日本にあることが奇跡」と言われるエル・グレコの『受胎告知』が展示されていることでも有名だそうです。
他、クロード・モネやアンリ・マティスから直接購入した……という背景のある有名作品だけでなく、現代アートまで幅広く扱う館内からは、美術史の歩みを感じられるよう。
個人的には、岸田劉生の麗子像のひとつ(『童女舞姿』)を初めて生で見れたのもちょっとした感動でした。
一番気になってたモネの『睡蓮』を、一歩下がって見る
美術に明るいわけではない藤咲、モネが描いた睡蓮は200点以上存在すると聞いてびっくり。
あまりにも有名なタイトルと知りつつも、絵そのものはあまり見てこなかったようですね。
大原美術館にあるのは1906年制作の一点。
ぐ……っと、視線が引き寄せられるように感じました。とても、心惹かれました。
絵画について良さを表現する力がなくてもどかしいのですが、本当に、好きだな、と思ったんです。
その時、藤咲は無意識に一歩、後ろに下がりました。
後から母に聞いたのですが、絵が好きだった祖父はよく「絵を見るのに適しているのは、絵の対角線と同じ距離」と言っていたそうです。
この絵を好きだと感じ、よりよく見たいと思ったことで、自然とその距離にたどり着いた……なんだか嬉しくなりました。
ところで母、それ美術館に入る時に教えて欲しかったな!
知ってるかと思って……
ごめんごめん
この感動を機に、旅行後には大阪で開催していたモネ展にも行きました。
(対角線の距離で見ました)
本当にいい経験をしたなぁと思います。
分館は工事で長期休館中だったものの、本館の他に工芸・東洋館もしっかり巡り、美術館をたっぷり満喫しました!
中でもお気に入りが以下の作品。
こうしてみると日本人画家がほとんどだ。
- モネ『睡蓮』
- 安井曾太郎『外房風景』
- 児島虎次郎『朝顔』
- 高松明日香『父、帰る』
『クレーマー・クレーマー』
高松明日香さんの作品は期間限定の企画展示。
しかも本来は2020年を予定していたところ、コロナ禍により開催が遅れていたとか。
偶然が重なり出会えた作家さんを気に入るの、なんだか奇跡みたいですね。
物販では『睡蓮』のアクリル磁石と、『外房風景』の複製(額装品)を購入しました。
さて!
……この段階でもう午前中が終わっていた気がします。
大原美術館の公式HP▼
大原美術館 (ohara.or.jp)
食べ歩き満喫
お腹空いたな~!!!(わくわく)
買い食いしたらお店と商品をセットで写真を撮るお陰で、店名もバッチリ記録に残ってます。
もう本当美味しそうなお店ばっかり並んでいて、選ぶのが大変なほどでした。
白壁庵特製チーズカレーパン
美観地区に入ってわりとすぐにあって、二人して一目惚れした一品。
カレーパン専門店SHIRAKABE
白壁庵特製チーズカレーパン!
看板に偽りなく……
チーズがのび~る!
お、美味しい!!!!!!
辛さもキツくなくて調度よく、ザクザク過ぎない生地も食べやすい!
カレー好き、カレーパン好き、チーズ好きの三拍子たる藤咲には最高美味しかったです……!
母~!
撮るよ、こっち向いて~!
焼きたてロング調布
通常版も知らなかったため「ロング??」となりつつ、なんか美味しそう……。
少し並びましたが、数名程度なのですぐに買えました。待ってる間も焼いているところを見られますしね!
廣榮堂本店
焼きたて ロング調布!
そもそも調布とは、巻布に似ていることから名付けられた岡山銘菓なんですって。
卵たっぷりの薄皮(クレープみたい!)に求肥を包んだ、ほんのり甘いスイーツ……めっちゃもっちり~!
ロングというだけあって、なんと通常版調布の2倍!
求肥大好き藤咲に超受けです。
鯛ちくわ
「これ食べたい!」
そう言って母が足を止めたのがコチラ。
おざきや
名物 鯛ちくわ!
ふ~ん、ちくわかぁ。
なんて思ったんですよ私も。
でもやっぱり目の前で焼いているのを見ると、美味しそうじゃないですか。
実際、こんな美味しいちくわ食べたの初めてってくらい美味しくて驚きました。
鯛だから余計になんでしょうか?
ぎゅ~っと濃縮された魚の旨味がすごくって。
さすが……名物……!!
ところでこの絵は「ちくわ可愛い♪」と思って撮ったものが元になってるんですけどね。
直後、このすぐ傍で若い女の子たちが同じお店のイチゴのフルーツ飴と自撮りしているのを目撃したんですよ。
感じました、女子力の差ってやつを。
優雅な川下り
母を旅行に誘う際、出来ればしたい!と伝えていたのが川下りでした。
綺麗な和傘がズラリと並ぶ、美観地区の中心を流れる川。夜間のライトアップも見事です。
そこをゆったりと流れながら街並みを楽しむ舟には菅笠にはっぴ姿の船頭さん。
なんて素敵!!
忘れないで、当日券のみのチケット制
実は大原美術館に行く途中、早く乗りたいねと話ながら乗り場を通ると船頭さんが声を掛けてくれました。
「そこの観光案内所でチケットが買えますよ、早い時は午前中のうちに終わっちゃうから気を付けて!」
元気よく返事をして美術館へ向かいます。
そうなんです。
そこで午前中が終了しましたよね。
思ったより長く居たから……。
もうダメだ、残念だった、と言いつつ諦めきれず観光案内所へも一応トライ。すると。
本日の日程、ラスト3名のタイミング。
あっっっっぶな……!!!
川下り希望の方。
美観地区についたらまず観光案内所でチケット購入をオススメします、マジで。
料金は大人で500円。時期によって運行時間や曜日が異なるので、その辺りも事前に要チェック!
どんぶらこ、ここからしか見れない景色
楽しみすぎて、予約時間に一番乗り!
6人乗りの船で一番前の席に座らせてもらえました。とてもラッキー。
サービスで貸し出してくれる菅笠は「欲しい人だけどうぞ~」というスタンスでしたが、同乗の6人全員が被りました(笑)
だって被るよね~!
ね~!!
川の半ばからスタートしたら一度端へ行って折り返し、反対の端でまた折り返して出発地点に戻る、という20分程の行程です。
ゆっくりと動き出した舟の上。柔らかな風と、たぷたぷと水面の揺れを感じる不思議な感覚。
穏やかで優しい船頭さんの解説と唄を聞きながら、さっきまでと違う視点で眺める美観地区。
「舟からしか見れない景色」は一枚の絵のようで、でもそんな舟に乗ってる自分もまた「絵の一部」になったようで。
とても、とても思い出に残る時間を過ごせました。
余談ですが、外国人観光客のためにと船頭さんから放たれた「スリーヒャクネン」というパワーワードが大好きです。
(ちゃんと雰囲気で伝わってたぽい)
雑貨屋めぐり
ほとんどの店に入りました(どや顔)
そんな中ちょっと笑っちゃったのが、最初に手拭いを買ったお店なんですけどね。
「倭物や カヤ」っていうんです。
なんとなんと、別店舗が最近まで大阪は難波にありました。よく行ってました。
倉敷でも入るし買うっていう。
和小物って可愛いんですもの。。。
Best Buyを紹介!
SNOOPYのお店やミッフィーのお店があったり、猫屋敷という各種猫(犬も鳥も多々)グッズを扱うお店があったり、とにかく片っ端から入って行きました。
そこからBest Buy商品をご紹介!!
凸凹堂の赤玉イヤリング
元気が出る色だよ!!!
といった雰囲気で設けられていたのが「赤玉」コーナー。
とても濃厚でマットな赤色の石で、華やかなのに派手じゃないんです。
いわゆる“大人可愛い”というんでしょうか。
30を超えた今だからこそ身につけたい感じ。
そこで見つけた、揺れないタイプの一粒イヤリングに一目惚れして迷わず購入しました……!
ただ、赤玉って初めて聞くけど何かな?と検索しても、ちょっと違う見た目の天然石が出てくるんですよね。
詳細は掴めず……店員さんに聞けば良かった。
でも可愛いから、良いんだ!!(大事)
さらに、レジ横で販売していた「石みくじ」では、奇跡的に誕生石のローズクォーツを引き当てるという快挙!
運命的だ……大切にしよう。
公式HPはコチラ(店舗情報)▼
凸凹堂 倉敷(岡山) | 天然石・アクセサリー販売の株式会社タンザワ (tanzawa-net.co.jp)
倉敷デニムストリートのストール
ストール、便利に思いつつも「上手に巻けない……」という意識が強かったんです。
そんな藤咲でも欲しくて欲しすぎて思いきったのが、デニムの色に染められたこのストール。
和風にも感じる色味。
め……っちゃ薄くて、
やんわらかぁい。
布面積が大きく、余裕で羽織れるくらいなんですが、薄くて柔いお陰で首にたっぷり巻いてもスッキリして見えるんです!
細すぎて貧相になるか、首に特大ドーナツはめてるみたいになるかの二択だった藤咲でも、です。すごい。
しかもしかも。
青一色から徐々に抜けていき、最後には白地に細い青ストライプくらいまで変化。
柄デーション(造語)って感じです。
これによって、どの部分が見えるように巻くかでまったく違うデザインに見える優れもの……!
柄物を着ている日は青のみで。
無地を着ている日は好みの具合のストライプで。
もちろん、両方見せでもオシャレ。
肌触りも気持ちいいし有能だしで完璧でした!
店舗情報はコチラ▼
倉敷デニムストリート – 倉敷観光WEB (kurashiki-tabi.jp)
番外編:ミモザのミニ風呂敷と、備前焼猫
美観地区では、母とお互いに欲しいもの(+α)を贈り合うプレゼント交換もしました!
私からは「欲しいけど我慢する……」と母が涙をのんでいた、ミモザ柄のミニ風呂敷をサプライズで。
(ここだけ購入店がわからず……!!)
優しい黄色が可愛くて春らしく、とても爽やか。母がミモザを好きなのはここ数年まで知らなかったので、贈れて嬉しかったです。
併せて……
前日、吉備津神社でこっそり母の分も購入しておいた、桃の懐守りもお渡し!!
え~!!
両方、いつの間に買ってたの?!
風呂敷はバレないように隠れて買うの大変だったよ!
桃はね、わりと堂々と2つ買ってた
幼少期のとある経験から、母の欲しいものをサプライズプレゼントすることにやたら燃えてる藤咲なのでした。。。
そして母からは、備前焼の猫をもらいました!
片手で握れるくらいの、ころんとした小さな置物。なんと、厳格な雰囲気の焼き物屋さんで出会ったんです。
「高そうだし、旅先だし、買わないけど……ちょっと見てみたい」
そういう好奇心で入店したくらふと蔵敷。
カウンターの内側には、いかにも寡黙そうなご主人がお一人でおられました。
寡黙そうだけど、とてもフレンドリーで優しい方でした(まさかの)
猫可愛い~と喜ぶ我々に「それはね、火襷っていう焼き色なんですよ!」と元気よく、かつわかりやすく解説もしてくれたんです。
焼くときに作品同士がくっつかないよう挟んだ藁が、緋色の襷みたいな焼き色を残したことから生まれた柄だそう。
購入時には
「はい、ちゃんと覚えました?」
「火襷ですね!」
「そう!!」
と楽しくお喋りしたお陰で、ちゃんと覚えて帰れました(笑)
ご主人、実は閉店間際だったのに丁寧な対応をしてくれてありがとう!
そして母、猫さんをくれてありがとう!!
火襷の色味加減から我が家では
「ちくわ」
と命名しております!!!!!
(昼に食べたからじゃないだろうな)
店舗情報はコチラ▼
くらふと蔵敷 – 倉敷観光WEB (kurashiki-tabi.jp)
まとめ
一日かけて、美味しいと可愛いと楽しいを満喫した美観地区。
普段の生活から切り離されたような景色、そこでの様々な体験は本当に素敵なものでした。
きっと、何度行っても笑顔になれる場所だと思います。
これから訪れる人にも、ぜひ楽しんでもらいたい。その参考になれば幸いです。
ただどうしても、店舗情報は2024年3月時点のものなので、そこだけお気を付けくださいね。
ここまでの話をもとに、最後にもう一度まとめ絵を見てもらいたいので再度貼っておきます!
倉敷の夜は更ける。
明日には発つことに寂しさを感じつつ。
そして──『岡山旅行記*3日目』に続く!
ではでは。
藤咲でした。
《2024.7.14追記》
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