尋常じゃない暑さの続く夏、治まっては再開するつわり、ゴリゴリ無くなっていく体力……。
実はそんな日々を過ごしておりました、こんにちは藤咲です。
私事ではございますが、この度藤咲は第一子を妊娠しましたことをご報告いたします。


最近見かけないと思ったら、にゃるほど!
おめでたいニュースにゃ~!

み、耳が痛いな~?
でも本当、一時はPCに向かうのもしんどかったよ…今はだいぶマシになった!
この記事を書き始めた時点で5ヵ月(16~19週)、ちょうど妊娠中期にあたります。記事完成時には6ヵ月かな。
いわゆる安定期に入ったということで、皆様へお伝えするに至りました。
そしてこの記事は単なるご報告に留まらず……妊婦となった藤咲が、この期間をどんな風に過ごしていたか綴る体験談シリーズなのです。
この記事でわかるのは以下の通り。
【妊娠初期(1~4ヶ月)編】
・発覚してまずしたこと
・申請が必要なお金のこと
・つわり、食事はどうだったか
・体調と体重の変化
自分に当てはまる/当てはまらないに関わらず「体験談のひとつ」として参考になる情報が盛りだくさん!
体験談と言っても、妊娠に伴う症状なんて生理以上に個人差が激しいもの。同じ人でも一人目と二人目でまったく違ったという声も聞くほどです。
そうとはわかっていても……
「これって自分だけかな?」
「他の人はどうだったんだろう?」
そう不安になることの多いことと言ったら。皆様もそうではないでしょうか?
なので「肩の力を抜きつつ読んでほしい、リアルな一例」として、少しでも参考になるよう書き記していきたいのです。
【attention‼】
今回記載する内容はあくまで「藤咲個人の場合」であり、医師の監修や指導を元にした記事ではございません。
また、痛みやご不安が強い場合は速やかに産科へご連絡されることをお勧めいたします。
記載の情報は2025年時点のものです。ご承知おきください。
前置きが長くなりましたが、本題に入っていきましょう!
①反応あり/なし、両方体験した妊娠検査薬『P-チェック・S』
検査薬はドラッグストアで案外普通に買える、でも使い方は?
使用したのは株式会社ミズホメディーさんの『P-チェック・S』でした。
他にも種類があって悩みましたが
・1分から判定可能
・99%以上の正確さ
・日本製
パッケージにあるこれらの文言とお値段を総合的に見て「これかな」となりました。
しかし……
その存在こそ知っていましたし、線が出れば陽性というのも聞きかじったことがある藤咲。でもそもそもどう使うの?
それが買うまでわかりませんでした。
ドラマでも映りませんしね……。
答えは尿での判定でした。
後から知った話、産婦人科でも最初に行うのは尿検査です。
検査紙に5秒以上かける、もしくは紙コップ等にとり10秒以上つける、この二択。
あとは平らな場所へ置き、1~3分ほど待機。陽性であれば判定窓に縦線が現れます。
漫画やドラマの見えない部分ではこういうことをやっていた(設定)だったのか……なんて考えつつ、案外簡単なんだなと。

ちなみに陽性が出たとき、私がすぐさまアッと声をあげたため夫から「聞く前にすぐ結果がわかった(笑)」と言われました。
そんなわけで妊娠が仮確定。
そしたら急いでしなきゃいけないことは──そう、産婦人科の受診です。
実は妊活中、何度か不発を経験
長きにわたる家族会議の末、2024年末頃から始めることとなった妊活。
藤咲は心理的影響を激しく受ける傾向があるらしく「妊娠していないのに生理が止まる」現象がなんと三度も起こりました。め、迷惑……。
その度に上記商品でチェックしていた訳ですが、ものの見事に無反応なんですねアレ。もうさすがというか。
「実はうっすら反応してるとかない……?」と長いこと眺めたりしても無駄でした。※長時間放置してから出た分は無効
もちろん妊娠検査薬はあくまで「妊娠しているかどうかを補助的に検査するもの」であり、確定診断とは異なります。(それは病院でするもの)
とはいえ、両方経験した上で「精度が高いんだなぁ」としみじみ感じたのでした。
②そもそも求める条件は?私はこうした、産婦人科選び
妊活中から悩んだ病院選定。私の優先順位は「近さ」「産める」「女性」
ありがたいことにこれまで婦人科系の悩みに苦しんでこなかった藤咲は、産婦人科と関わったことがありません。
何ひとつ基準が、わからない(茫然)
綺麗!オシャレ!新しい!
大きい!歴史がある!
産後のケアも充実!
カーテン無し等の設備不満!
医師や受付の態度の悪さ!
さすがに費用が高すぎる!
良いも悪いも口コミでは判断出来ず、どれを選んだらよいのかと途方に暮れていました。
そこで耳にしたのが「優先順位から決める」方法でした。自分が最も求める、外したくない条件を改めて考えてみたのです。
【藤咲が外したくない条件】
・陣痛時にも困らない近さ
検診の通いやすさはもちろん、陣痛の際少しでも早く向かえる場所がいい。免許も車もない夫婦だし、タクシーを使うにしても渋滞が起こるようなとこは困る。
・検診と同じ病院で産める
設備負担が大きいからか、どうも「検診はするけど分娩は余所で」という病院が増えている様子。慣れた場所で同じ先生に一貫して診てもらう安心感が欲しい。
・医師は女性がいい
他の科はいい。でも産科だけはどうしても。以前健康診断で受けた子宮頸がん検診の担当医師が男性で、顔を合わせてなくても正直苦痛だった……産科では分娩だけでなく何度も経膣エコーがあるし、医師とはいえ男性に下半身晒すのがこんな辛いのに、そこに加えて一年近く通って顔見て話すのは無理。

夫とも話し合い、とにかくこの三点に重きを置こう、そう方針を決めました。
皆さんにもそれぞれ、歴史や口コミ評価、設備など絶対に外せない点がきっとあるはず。すべてが叶うとは限りませんが、軸を持って調べれば可能な限り合致する場所を選べるはずです。
恵まれていたことに、無事藤咲は三点すべてを抑えた産婦人科と巡り会うことが出来ました。
先生がキツめ……という口コミに若干怯えたものの、実際はサッパリしてるだけでめちゃくちゃ頼れる良い人でした。
相性もあるので「まずは一度行ってみる」というのも手ですね。
③妊娠確定診断があれば、すぐに市役所へ行ってよし!母子手帳+αをもらおう
「急がなくていい」と言われたけどあると安心。8週目で市役所へ。
「本格的な妊婦検診*が始まると毎回母子手帳と補助券が必要になります」、そんな先生からの説明に改めて妊娠を実感。
それらは市(区)役所で申請し受け取ります。
*尿検査・血圧測定・体重測定・エコー等を実施する
実際、妊娠確定してからすぐ始まるものではないらしく「急がなくていいし、次回検診でも無くてOK」と言われました。
ただ、この時点で心配だったのは……お腹がまったく目立たないゆえに“妊婦である”と伝わらないこと。
8週目では見た目で一切わかりません。
市へ申し出て受け取れるのは母子手帳だけではありませんよ。いわゆるマタニティマークというストラップです。
あれがあって初めて気づかれますね。

夫は特に気にしており、入手までの間に街中や買い物中、電車などで気づかれないがゆえ危険な目にあわないかと常にハラハラしていました。
当時は毎朝散歩がてら夫を駅まで見送っていましたが、急いでる学生も多く危険!と中断をお願いされたくらいです。
そんな背景もあり、母子手帳貰ってきてねと言われた翌日には夫婦揃って市役所へ向かいました。
※産婦人科で妊娠確定診断をされていないと市役所での申請は出来ません。
お支払いすべきでは?!レベルの量で受け取る配布物一式がすごかった
総合案内所で場所を聞いてから担当窓口まで行き、見本通りに書類を書いて……と申請自体はなんともスムーズ。
そのまま窓口で母子手帳と診察補助券を受け取りました。
補助券というのは、今後長きにわたる妊婦検診の費用を自治体が一部補助してくれるありがたい仕組み。費用や枚数はお住まいによって変わりますが、あるとないとじゃ大違いです……。
診察内容によっては全額まかなえることもあったくらいでした。本当に感謝。
最後には別ブースで保健師さんとの簡単な面談があって手続き完了。
──そこで出るわ出るわ、驚くほどたくさんの資料を頂きました。持ち帰り用の袋を用意してもらえてるレベルです。そんなに。
あとマタニティマークも。
妊娠中の過ごし方や注意点、不安な際の連絡先、赤ちゃんの成長副読本、パパママ教室の案内、生まれてからの対応と注意点、地域の幼稚園・保育園マップ、etc….
すごく変な感想なんですけど、市ってこんなに気にかけてくれるのね……みたいな気持ちになりながらひとつひとつ受け取りました。
申請必須!!「妊婦のための支援給付事業」で合計10万円(人数による)
以前から近しい制度はあったそうなのですが、ちょうど2025年度より進化したのが「妊婦のための支援給付事業」です。
藤咲も全然知らなかったこちら、前述の保健師面談の際に説明して頂きました。
簡単に言うと
2回に分けて妊婦へ給付金を渡すよ、という制度。ただし申請が必須となります。
放っておいたら受け取れません!
1回目は5万円、2回目は妊娠した子供の数×5万円という内訳。基本的に10万円と思ってもらえればよいかと。
子育て費用以前に、妊婦検診やマタニティ用の衣服、補助アイテムの購入……と妊娠中からとにかくお金がかかるので、拝むほど嬉しいです。
ちなみに我が家は産院への分娩予約費用へ充てることとなりました。全額……。
支給方法やタイミング、申請方法等は各自治体で異なる可能性があるため、詳細は市町村のHP等も併せて調べてもらうのが一番ですね。
申請してからも審査・給付までどうしても日数がかかるため、支払い等の当てにされる場合はその点もご注意ください。

【参考】
こども家庭庁HP
https://www.cfa.go.jp/policies/shussan-kosodate
④親や友人、会社…周囲への報告タイミングを考えてみよう
本やネットでも調べたけど、結局は人それぞれ(会社以外)
妊娠初期は特に何があるかわからない──そんな不安もあって、一番一般的なタイミングはやっぱり「安定期」以降なのかな、というのは調べていて感じました。
様々なサイトでアンケートや体験談なども見ることが出来ますよね。
藤咲の選択はこんな感じでした。
①自分の両親
最初はどうしても自分の親に伝えたかったです。なので優先順位は高めでした。
まだ初期で迷う……と思いつつ、偶然すぐに会う予定があり「食べられない食材を伝える必要がある」といった状況ゆえ発覚後すぐに報告する流れとなりました。
第一報は母へ、その後家族のグループLINEへという順序。

おめでとう~~~!!!!

えへへ…初孫~。
②夫の両親
親へ伝えて腹も括ったあとでしたし、夫もよき報告を早く家族にしたい気持ちがある感じだったので、夫づてに義両親へも報告。
今では義父が「孫からなんと呼んでもらうか」を真剣に悩んでくれているようです。早い(笑)
③職場
職場はやはり伝えるのみに留まらず、会社側の準備や動くものが多いこと、また早い段階で広く拡散されたくないこと等の事情から安定期まで待ちました。
まずは直属の上司と労務へ。そこから上司と相談し、折を見て業務上必要な範囲の方へ告知。産休・育休もありますからね。
ただ報告するまでにもつわりはあり、事情を伝えられない悔しさのなか当日欠勤してしまった日もありました。
④直近で会う予定(可能性含む)の友達
親しいからこそデリケートな話題でもあり、こちらも安定期までは待ちました。全員へ連絡……までは出来てないです。
会う予定がある人は特に場所や食事で迷惑をかけることも増えるので、そちらを中心に少しずつ発信している感じです。
食事・体重・つわり、日常生活はこう変化した
食べちゃいけないもの、カロリー制限、覚えきれない食事のルール
妊婦、いろんなもの食べなきゃいけないのに食べられないもの多過ぎ問題。
通常時であれば何てことない食材も、免疫力が激弱の今は影響を受けやすい…そういうものがたくさんあるようなのです。
自分自身が体調不良になるだけのものだけでなく、胎児にも影響するものもあるので把握が必要です。
でも、下手にネットで調べると
・サイトによって良いか悪いか変わる
・食べすぎなきゃOKとあるが基準が曖昧
・私は食べても平気だったという体験談
これらが溢れすぎてる。
こんなのどこまで信じていいかわからないし、何かあっても誰も責任を取ってくれない。(私は食べた談が一番そう)
藤咲は、極力ネットより書籍(後述)を中心に調べ、その上で「絶対ダメなもの」と「自分でルールを決めて食べるもの」を考えました。
今回は本当に藤咲だけで決めたものですが、本当に判断がつかない点は先生への相談も必須ですね。
むしろそれが確実でもある。
藤咲が決めた食事ルール(一例)
【絶対ダメ】
どこを読んでもNGだったり、基準があまりに曖昧なものを選出。
・アルコール(当然)
・ナチュラルチーズ(=生)
・焼かないタイプの洋菓子(=生)
・なま物(魚・卵・ハム含む肉)
→半熟や炙り等の火が通り切ってないのはアウト判定とする
【一部OK】
意外と摂取可能量が多かったり、安全な理由が明記されているものを選出。
・カフェイン(コーヒー一日1~2杯程度可)
→普段完全に控え、たまのご褒美で摂取
・プロセスチーズ(加熱加工品ゆえに可)
→ただし外食では判別できないので控える
これらの例は「こうしたらいいよ」という意味ではなく、早いうちにマイルールを決めると楽だよ、と伝えるためのものです。
(私は食べて平気だったからOK系の情報は信用してないので、本当にそういう意図はないです)
都度不安になって検索していると、本当に気持ちから疲れるし覚えられないし、わけがわからなくなるんですよね。
これは食べない、これは食べていい、ただしこういう決め事の上でにしよう。そうやって明確にしてからは外食も少ししやすくなりました。

世間で聞くよりはマシ…それでもしんどかった、2回のつわり
妊娠報告をすると必ず聞かれたのが「つわり大丈夫?」でした。
ひどい人は強すぎる吐き気で水分補給すら出来なくなるとか……仕事や家事どころか生きるのに厳しすぎる状態。
それらを思えば、なんだかんだ料理もしてたし食事もとれていたので、世間一般的に言えば軽かったと言えるでしょう。
とはいえ自分がしんどいと感じていたのは本当です。人より軽ければしんどいと言っちゃいけない、なんてない。
しんどいもんは、しんどい(強い意志)
最初は3ヵ月目、5月頃でした。
この時は主にこの2つ。
・著しい体力の低下
・少量しか食べれない(食べるとしんどい)
もう洗濯物を干してる途中に息が上がって休憩が必要になるくらい動けなくて。
食べれないのも、どちらかというと「消化に使う体力がない」と思える感覚でした。
この投稿したあたりは本当にしんどかったです……!事務仕事はなんとか頑張ってたけど絵を描くのが辛くて……。
その後一時的に治まりをみせ、食べれる量も徐々に戻ってきました。
喜んだのも束の間、2回目は7月です。
前回ほど体力の低下を感じるわけではないのですが…こう、曖昧な表現で言うと、だるい。体がとにかくだるいんです。
だるさと共にあったのが、食事をすると体調が崩れるループ。下手に食べれはするから食べるんですけど、しばらくは食べること自体が恐くなるくらいぐったりしてました……。
8月に入り、体調としてはようやく安定してきています。今度は腰痛が悩みではありますが、5月・7月に比べてかなり動ける感じにはなってきました。
これも個人差案件か、怖いくらい増えない体重
もともと体重はここ数年、だいたい51㎏で安定し続けていました。妊娠直後に確認したときも変わらずです。
とにかく体重が増える、増えていい範囲も決まっているとよく耳にしていたことから、13週(4ヶ月目)からは極力毎日体重計に乗るよう努めていました。
するとどうでしょう。
【4ヶ月】
最大値:49.9㎏
最小値:48.4㎏
【5ヶ月】(※時期としては中期)
最大値:50.1㎏
最小値:49.0㎏
減っとる。
6ヵ月目を迎え、いまだ妊娠前の体重に戻らずが続いています。不思議。
妊婦向けアプリでのユーザー書き込みには「〇キロ増えた~」という報告も多々見かけるし、実際お腹の中では胎盤・羊水・胎児がぐんぐん重さを増してるはず…なのに…。現に見た目も大きくなってます。
増えすぎもダメだけど増えなさすぎもこんなリスクが…と脅すような記事も見てしまい、一度心配になって先生にも相談しました。
結論、気にしすぎんなって話でした。
というのも、事実として胎児は問題なく育っているから。
絶対に増えないとおかしいって訳ではないんですよ、ただ筋肉が落ちてる可能性もあるのでそこは意識しときましょう。そうやって説明してくださいました。
やっぱり不安になったら産科の先生に聞く、これが一番確実で安心です。
ところで夫からは「見るからに夕飯とか食べる量減ってたし、おやつも制限してたから瘦せたんじゃない?」と言われています。
食べないだけでこんな一気に痩せるなら今までのダイエットっていったい……。
(食事を抜くだけのダイエットは良くないのでマネしないでね)

ちなみに…私もあんまり体重増えんかってん

そうだったの?!
もはや遺伝的体質か…?
まとめ
初期編、と括って4ヶ月目までを振り返ってきましたが、なかなかの量でしたね……!
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
同じように初めての妊娠で不安を感じている方へ、少しでも気が楽になる記事になっていれば幸いです。
妊娠前と同じようには動けなかったり、数か月後には産休も控えていたりと慌ただしくはありますが…以前からある連載漫画のお仕事も無事に続けられています。
無理のない範囲でイラストレーター業も頑張っていきますからね!
せっかくなので、最後に私がメインで参考にしていた指南本もご紹介しておきたいと思います。
身体の解説や知識については
『おなかの中を可視化する!はじめての妊娠&出産』株式会社大泉書店
『まんがでわかる!はじめての妊娠・出産あんしんバイブル』株式会社日東書院本社
食事の注意点やオススメレシピについては
『最新改訂版 妊娠中のおいしい食事280品』株式会社Gakken
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どれも非常にわかりやすく、藤咲のマイルール設定にも大きく役立ちました。
また後期に入る頃に【中期編】の更新も計画しています!そちらもよろしくお願いいたします。そして中期も頑張って過ごすぞ!!
ではでは。
藤咲でした。
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