尋常でない暑さが続いていますね、こんにちは藤咲です。
本当は先にもっと楽しい話をアップするつもりだったんですけど、気持ちの整理も兼ねて、現状をまとめることにしました。
ちょっと真面目そうな雰囲気にゃ
そういう日もあるよね
いつもの賑やかで明るい話題からちょっと外れるものの、これも我が家の日常の一つとして。
あんまりいないでしょうけど……
もし、自分も似たような状況だな、という方がいれば。
■同じ人がいるんだという安心を得られる
■この状況でまず何をするべきかわかる
■まだ関係ないと思う方へのメッセージ
これらを目的として、記事にすることとなりました。夫にも了承は得ております。
ちなみに……
扶養の条件や保険についても簡単に説明しているので、そちらも参考にして頂ければ幸いです。
では、順を追ってお話ししていきます。
夫が扶養に入った経緯について。
私たちの家計分担
そもそも藤咲夫婦は共働きです。
結婚するにあたり、生活費の折半はどのようにするか何度も話し合いを重ねました。
母のアドバイスもあって担当制となり
・家賃、光熱費……夫
・食費、その他……嫁
このような分担に落ち着いています。
その他には日用品代や、病院・美容院・家具家電用など各種積み立てといった共通費用が含まれる感じ。
固定費で言えば、恐らく月の支出はだいたい同じくらいでしたね。
※私の転職によって収入が減ったため、現在は「嫁担当」を内容そのままでちょっと減額してます。。。
どちらかのお陰ではなく、お互いのお陰で住める・食べれるという関係性を目指しました。
あとは、もし私が(妊娠等で)働けなくなっても家賃が払えるよう……
っていう配慮も込みだったり。
でも、まさか夫が無職になる想定はしていませんでした。
夫、無職になる
この春から私が転職し、テレワークの事務職とイラストレーターを兼業することになりました。
イラストの仕事に時間を割けるように時短勤務の契約社員で、でも自分が担当する生活費は最低限確保出来る賃金で。
転職先は、そういった条件で決めたものです。
ただ、私が(正直思いがけず)転職を決めて実現するずっと前から、夫自身も転職を検討していたんです。
私が知る限り、夫は
仕事は大変でも一生懸命取り組んでいました。
尊敬する上司に恵まれ、よき同僚もいました。
そんな中で、夫が最も気にかけていたことは
家族との時間がまったく取れないことでした。
すれ違いの日々と決断
業界の特性上、どうしても土日祝の固定休はとれない夫。カレンダー通り働く私。
二人の休日がかぶるのは奇数月で日曜のみ、偶数月は一日も無いという毎日が続きます。
そこに加えて始業・終業時間の差が激しい。
完全にすれ違っていました。
まあ、今時珍しいことではないかもしれません。共働きも当たり前になってきてますし。
どちらかがサービス業だったりすると、当然こうなりますし。
友達の家庭もそうだろうなと思う。
それでも、結婚までろくなデートも出来ず、最低限のコミュニケーションしかとれなかった私たちにとって。
一緒に暮らしているのに、なかなか言葉を交わせない生活がもどかしかったのも事実でした。
何より、夫の価値観にそぐわなかった。
私もそこに反対はありませんでした。
(さすがに諸手を挙げて賛成とは言いませんが……転職となるとどうしてもね!不安はつきまとうからね!)
この現状を打開出来ないかと上司に相談したり、たくさん考えを巡らせた結果、転職をしようと決めたようです。
思い切りと、誤算
職場からはかなりの引き留めにあったと聞いています。
(本人いわく、人数少ないから……と)
これはもう、退職日を明確にしておかないと、辞めれないまま時間が経ってしまう。
他にも諸々ありつつ、主にこういった理由で5月末退職で伝えてきた、とのことでした。
その時はすでにいくつか面接も受けていたり、度重なる試験を経た上で最終選考に進んだ企業もあったりして。
あ、これはいける。
きっと6月から就業できる。
そういう勝ちムードが流れていたんです。
それが大きな誤算となりました。
最終選考に進んでいた企業は、受かればここに決めたいとまで考えていたような所だったんですけど。
ちょっと変じゃない?と思うほどの期間返事が来ずに待たされた挙句──……不採用。
5月があと少しで終わるという日。
夫は6月から無職になることが確定しました。
夫、扶養に入る
まず私が夫に伝えたことは、いったん私の扶養に入るように、という話でした。
運よく前職で労務に携わっていたからこそ思います。
仕事で学んでいなかったら、私には一切ない知識だった。
そうじゃなければ調べるところから始まって、もっとあっぷあっぷした自信があります。
すごくあります。
扶養に入れる必要性と条件
話が逸れる……というわけではないんですけど、ちょっとここで扶養について説明しておきますね。
(※2024年7月時点の情報)
小難しくて別にいい、という場合はサラッとスクロールして続きにいってもらって大丈夫です!
知っておきたい、という方には参考までにぜひ!
会社員の時、そんなに意識はしていないものの“社会保険”というものに入っています。
社会保険=
会社員向けの健康保険+厚生年金保険
給与明細見てればわかるわ!と言われるかもしれませんけども。たくさん払ってますもんね。
その保険料は会社と自分で折半です。
では、退職して次の就職まで間が空く時は?
まったく保険料払ってないよ!という期間が出来てはいけない(※もしあっても後からちゃーんと徴収されます‼)ため、選択肢としては以下のようになります。
①国民健康保険に加入する
②退職する会社で任意継続をする
③家族の扶養に入る
ひとつずつ詳しく書いていくと長くなってしまうので……
本当に簡単にお話しすると
①……自営業の方や、無職の場合に加入。
去年の収入をもとに計算されるので
今年が無収入でも安くはならない。
②……折半していた社会保険料を全額払って
継続する仕組み。人によっては国保
より安くなる可能性もある。
③……条件はあるものの、扶養に入る人の
保険料が0円になる。
(配偶者なら年金保険料も0円)
今回、夫がとった手段が③の“扶養に入る”です。なぜなら条件をクリアしていたから。
条件というのが
- 年間収入130万未満
- 月額収入108,334円未満
- 被保険者年収の1/2未満
*収入……受け取る総額
この収入というのは未来を指しています。
つまり
私より給与の高かった夫であっても
私がちょっとしたパートぐらいの収入でも
退職した=翌日から収入0円(見込み)
ゆえに扶養対象になるのです。
*103万未満が対象の税扶養は一年間の所得で計算するのでそうはいかない……というのはまた別のお話。。。
正確には、年齢や雇用保険の受給状況によって条件が増える/対象外になるなど細かいところはありますが、今回は割愛。
そんなわけで、私は
「退職日が明記された書類(離職票など)が届いたら、マイナンバーカード両面のコピーを用意して。あと所得証明書(課税証明書でも可)を発行して。それが揃えば申請出来るからね」
と、夫に説明し準備をしてもらいました。
まさか私程度の収入で、入れる側になるなんて本気で思ってなかったです。
かくして夫は、無事に保険証を手に入れたのでした。
扶養は2ヶ月目に突入
6月はもう仕方ないね。
7月から働けるよう就活がんばろうね。
──その願いも空しく。
夫は今月も就活に勤しんでおり、扶養は2ヶ月目に突入しました。
最近では「働かざる者……」と言いながら夕飯の後片付けを買って出てくれたり、少しずつ家事の分担も再調整しているところです。
あまりわかりやすく落ち込む様は見せませんが、本人としても「このままではいけない」という意識が日に日に高くなっているのを隣で感じています。
ちょっとでも就職に役立てばと資格の勉強も始めたりしているようですね。
しかし企業の選考は終わるまでに一ヶ月は要するもの。早く決まらないと8月も無収入のまま。さあ、どうする。
現状と、これから
「就活をしながら、バイトもする」
ある日、夫が言いました。
うまくいかない就活に腐ることなく、まずは今の生活を維持するために努力を決めてくれたことを嬉しく思います。
短期を前提としているがゆえに落ちたものもありましたが、今週すでに複数のバイト採用を勝ち取ったようで。
やれば出来る!
この波に乗って就職も決める!!
そんな風に前向きな言葉を掛け合いながら、久々となる夫の出勤日が近づいているのでした。
私の収入が低いため、働くなら扶養を外すことにはなりそうですが、それならそれでガッツリ稼いで頂こうと思います、ハイ。
バイト探しと就活で、夫も
「自分がやりたいこと」
「家族のためになること」
「初めて知った興味関心」
など色んなことを考える機会になったのは確かです。それはとても良いこと。
時間はかかるかもしれませんが、後悔しないことを一番の条件に頑張ってほしいです。
それはこんな状況でなくても
初めて、あるいは改めて仕事を探している人にも、そうであってほしい。
自分自身を不幸にしない選択が、職探しの決め手でありますようにと願います。
今、関係ないと思っているあなたが“貯金黄金期”ならば
ところで、今月の家賃ってどうしたと思いますか?
実は……
私が独身時代にしていた貯金から出したんです。
というのも、私は結婚するまで実家に住んでいた身。社会人になってから約10年間です。
一人で生きていく予定だったので、老後資金のつもりでちまちま貯めていたものでした。
(政府推奨金額にはまっっったく微塵も届きません、残念ながら!笑)
実家住まい×社会人──
それを私は“貯金黄金期”と呼んでいます。
生活費をいくらか納めていたとしても、一人暮らしでかかる費用とは比べ物になりません。
その時に貯めなくて、いつ貯められるというの。
高収入の人は大丈夫でしょうが……
私しがない女性事務員なので……マジで……
モットー(?)として常に
お金が必要になる時は、大抵まとまった額。
でもまとまったお金は、急に用意出来ない。
と考えて生きてきました。
そうやって蓄えていたお金が今──このためではなかったにしても──自分を救ったのです。
人に頼らず今を乗り切ることに繋がったのです。
夫のように、学生のうちに家を出ていて貯金する余裕と期間を得られなかったパターンももちろんあることでしょう。
それは仕方ない。
むしろ早くから経験を積んでいてすごいです。
でも、黄金期を過ごしている方はぜひ、いつどんなことの助けになるかわからないからこそ、わずかでも貯めておくことを強くオススメします!
余談ですが、今回は夫へ「貸した」扱いにしているのできっちり回収予定です。
月々の原資を決めて返済して頂きます(笑顔)
最後に
時短勤務の契約社員な私が夫を扶養に入れた話を、ここまでしてきました。
恐らく今は我が家最大のピンチ。
その危機感はしっかり持っているべきだと思います。
だからといって、慌てて浅慮な選択をしたり。
心を荒ませることがないように。
こんな今だからこそ、我が家にとって最善の道を進んでいけるよう、二人で力を合わせていこうと考えています。
どんな時も助け合おうって、結婚するときに誓いましたから。
この記事が様々な人の参考や、背中を押すものとなりますように。
私信にはなりますが
父さん母さん、心配かけて申し訳ない。
娘は今日も元気です。
ちなみになんですけど……
今回から記事に「いいねボタン」が実装されました!!
いいねを押してもらえたり、記事の共有をしてもらえたりすると大変励みになります。
(過去の記事にもこの文章を追記予定)
今後ともよろしくお願いいたします!
ではでは。
藤咲でした。
【2024年10月1日追記】
続報の記事はコチラから読めます!▲
コメントしてみませんか?